初産が4時間半だった大谷式マインド安産。まどかの場合。

協力関係をつくって理想を叶える

コミュニケーションアドバイザー&ファシリテーター・大谷まどかです。

ごきげんですか?
コミュニケーションデザイナーの大谷まどかです。

最近大学時代の友人が、里帰り出産で帰省してるということで、福井に会いに行ったんですが、改めて、一人目を産む前って、全部初めてで未知の世界って思ったよなぁっていうのを久しぶりに思い出しました。

私は切迫早産で3ヶ月寝たきりだったので、ラスト1ヶ月でようやく動けるようになりました。結果的には予定日の1週間前くらいに出産でした。ここまでお腹にいてくれてありがとう、いつ出てきてもいいよーっていう状態でした。

結果的に、初産にして4時間半。もちろんしんどかったし、不安もあったけど、振り返ってみれば思った以上に冷静なお産でした。

人によって違うし、私は体の専門家ではないのですが、マインドについてはプロなので、比較的冷静でいられたのかなとは思っています。

今回は、マインド安産ということで、私が意識してたポイントを書いてみますね。

大谷式マインド安産

マインド安産は、自分の気持ちに正直に向き合い、自分自身を大切にできる行動を選択することで、不要なストレスを軽減し、自分の身体もリラックス側にコントロールしやすくなる冷静さを保つというものです。人の中から人が出てくるのが出産ですから、痛いものは痛いし、つらいときはつらい。そこはあしからず。

①まずは、基本の悩み対処法

不満を満足に、不安を安心に、孤独を幸せに。この3つがレイディアントの悩みへの対処の基本です。

この3つのうち、初めての出産で一番大きいのは【不安】です。不安への対処に必要なのは、情報と経験です。不安は「わからない」から起きることです。初めての経験はわからないことだらけです。不安になるのは当たり前です。まずはそこを認めておきましょう。

不安への対処法は情報量や経験量を増やすこと。出産の経験は簡単に増やせないですから、情報で補います。

ネットで調べる、雑誌を読む、医師・看護師・助産師に聞く、出産を経験した親や友人に聞くなどですね。

②出産前:お産のイメージトレーニング

出産前、産院のプレママ教室で「ソフロロジー式」を習いました。出産方法は検索すればいろいろありますので、お好みのものでいいと思いますが、私はこれでしっくりきました。

ソフロロジーは、イメージトレーニングと呼吸法で痛みを軽減し、リラックスした状態で出産するという出産法です。

ヨガや瞑想をしたことがある方なら、すんなり実行できます。 ダイビングと吹奏楽の経験があり、ゆったりとした呼吸コントロールは比較的慣れていました。

・タイミングは赤ちゃんと共同作業である
・呼吸で酸素をしっかりと赤ちゃんに届ける
・力任せに絞り出すのではなく、緊張をゆるめることで通りやすいやわらかい産道を通過しやすくするイメージ。

ふーっと息を吐くことで、体の緊張は緩みます。緩めようと意識するよりも、息を吐くことを意識すれば、連動して身体の力が自然に抜けます。

練習用のCDもあるので、事前に練習することもできますが、1回経験しておくだけで十分感覚はつかめます。

③出産前:バースプランで自分の意志を表明する

出産は長時間です。初めての経験で、痛みがあって、とても余裕はないというのが当たり前です。だからこそ、周りのサポートメンバーには、安心できるラインナップを用意したいものです。

病院によっては、バースプランを提出するところもあります。どんなお産がしたいか、立ち合いは誰か、どんな雰囲気を望むかなど、理想の状態を事前に伝えておくことができます。

出産の状況によっては100%叶うとは言い切れませんが、 自分が何を望むのかを考えてメンバーと共有しておきましょう。ここでは、どうした方がいいとか、どうすべきという発想は置いておき、自分の本音にアクセスしてくださいね。

ここで遠慮して気を遣う人を置かないようにする事前の準備がマインド安産には大切です。 家族を呼ぶタイミング、立ち会うメンバーは、旦那さんや家族などに素直に明確に伝えておいてください。

気の張る人がいる場合に「来ないでください」と本人が言うと角が立ちますから、相方に「ママがリラックスできる環境をつくりたいから」と言ってもらうなどクッションをうまく使って工夫しましょう。

④身体の異変はプロを頼る

私の場合は、臨月ではむくみ、産む直前は極度の吐き気、産んだ直後は震えがありました。体って、人によって違うので、どんな具合になるかは人それぞれですが、どれも赤ちゃんの命を守りたいということで起こる体の自然現象です。

特別な状況ではなく病院や助産院で出産する場合、必ず周りにプロがいます。プロの知識と経験を頼って信じましょう。自分が不安に感じること、身体的な異変、感覚を素直に伝えれば、適切なケアや対処法をとってくれます。

産前産後のケアをしているアロマサロンや整体院などもあります。

⑤陣痛タイム:脳内の掛け声は「終わる・終わる・終わる・・・」

陣痛が何分間隔で・・って話は、雑誌でもWEBでも病院でもよく聞いたんですが、陣痛自体が何分ぐらい続くかを知らなかったんです。なので、痛みの合間にスマホで調べたら40秒~1分くらいというのを見つけました。(情報収集で不安を和らげるの例・笑)

数時間の出産を乗り越えるとなると、相当な覚悟と精神力が必要に感じますが、「陣痛の1分を乗り越える」だとちょっと頑張れそうな気になりませんか?1分のミッションを終わるまで繰り返しているだけと捉えるのがポイントです。大切なのは、いつまで続くんだろうとか考えずに、今に集中することです。

ソフロロジーでは呼吸が大事なので、「ふーっと息を長く吐いて最後にぐっといきむ」を陣痛の1分の間に繰り返します。私の場合は、1回の陣痛で5セットくらいでした。「5回やれば終わる・終わる・終わる・・・」と脳内で言っていました。

「痛い・痛い・痛い・・・」と言語にしてしまうと、痛みに意識がいきます。

⑥感情に振り回されないという日々のトレーニング

自分のコンフォートセンス(心地いいと思える感覚)を知り、沸き起こる感情を素直に認めて、行動を工夫する。それを日々繰り返していることで、出産という特別な時でも対処がしやすくなります。

そのあたりのプロとしてやっている私も、泣いたり怒ったり不安になったりはもちろんします。ただ、それに振り回されないよう、切りかえる視点を知っている分、長引かせないですむのです。

出産中、遠慮しないで周りの人を頼り、自分自身のコントロールに集中できたのは、日ごろからの関係性の賜物です。

自分の性格や個性を認め、信じ、尊重する。「出来事」と「感情」と「人格」を分けて捉える。

急にできることではないですが、意識すれば必ずできるようになりますよ。

以上、「大谷式マインド安産」でした。

プロフィール
この記事を書いた人
大谷 まどか

やりたいことがありすぎて、パラレルキャリアになった2児ママが日々感じたことを書いています。

20代でプロコーチになり、コミュニケーションの専門家として活動中。仕事によっていろんな肩書になります。コミュニケーションアドバイザー、ファシリテーター、ライフコーチ、団体職員、市民活動の理事・事務局長など。

好きな言葉は「人生楽しみ上手が得」「軽く・明るく・楽に・気楽に」

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