妊娠初期の流産と手術の記録②

協力関係をつくって理想を叶える

コミュニケーションアドバイザー&ファシリテーター・大谷まどかです。

再診察で流産が確定

1週間が経ち、再診察。

すでに赤ちゃんは心音が止まっている状態でした。

胎児胸水という状態で、身体の中の水が増え、心臓が圧迫されて止まっており、皮膚もむくみのような状態だとのことです。

エコーで赤ちゃんの形も溜まっている水もははっきりと確認できました。

ある程度の覚悟はあったので、そうですかと受け止めて、自然に待たずに日にちを決めて手術になること、次の妊娠には影響はないことを聞きました。

あとの処置や手続きについては看護師さんとお話で、あとは手術のための血液検査と日程を決めて今日は終わりということでした。

検査に呼ばれるまで、しばらく待合で待っている間に涙が溢れてきました。はぁ、ダメだったのか。

産婦人科の専門病院なので、周りはお腹の大きな妊婦さんもたくさんいるなかで、なんてことないふりをして待つのはなかなかつらい。いや、けっこうつらい。

たまたまメガネをかけていたのは、少しだけ泣きやすかったかもしれない。隣の人にはバレてたかもしれないけどね。

しばらくして、看護師さんに呼ばれ、採血しました。

流産の種類は「稽留流産」

採血の後、

  • 流産手術説明書及び同意書
  • 入院診療計画書
  • 子宮内容物除去術を受けられる方へ

という紙を見ながら説明を受けました。

今回は「稽留流産」ということらしいです。

ちなみに、帰ってから調べたら、母体に胎児が残っているか、一部出てしまっているか、全部出てしまっているかで分類が違うようです。私の場合は全て母体に残っているタイプです。

看護師さんの話を聞いている時は我慢できたけど、自分の言葉で話し始めるとぶわぁっと涙が溢れてきました。

そして、少し落ち着いてから、日程の調整をしました。

私としては少しでも早い方がいい。だけど、息子の子守と立会いの人が必要だから、一人では決められない。でも今、仮にでも今日のうちに予約を入れなければならない。そんな状況でした。

病院の空き状況からすると明日か明後日。しかし、明後日だと新生児の1ヶ月検診と重なるので、赤ちゃんとママが院内にたくさんいる状態で、待合にいるのがつらいかもしれないから基本的には外しているけれど、手術はできますとのことだった。

とりあえず、子守りは実家でなんとかなりそうだから、旦那さんの仕事が調整がつくか。できるなら新生児たちとの待合いは避けたい。

自分は繊細だし、こんな気持ちを抱えて来週まで先延ばしにはしたくない。

ということで、急だけど明日にしよう!と仮予約しました。

お会計まで待っている間も待合にはいたくなくて、自販機で自分を癒すイチゴミルクを買って、飲みながら気を紛らわし、隅っこで泣いたり、旦那さんに連絡したりしました。

こんな時に限って、ばぁ(母)は電話に出ない。まぁ、今用事ねんろなと思いながら、我が家で子守をするじぃに今から帰るねと連絡してからちょっと泣きながら、安全運転と唱えながら、帰宅しました。

帰宅後の騒動

家について、話したかったばぁと電話が繋がり、じぃと息子とは別の部屋で状況を伝えていると、テケテケと息子がやってくる。

ん?寂しかったんか?もう帰ってきたし大丈夫や〜

いや、、なんか違うな。あれ、、こいつ臭くない?、、ほら、うんちしてるやん。

悲しみより、臭いやん方が気になるやん、くそー!笑 涙止まるわ!!

電話はとりあえずスピーカーにして、話しながらお尻の処理をしていたが、息子が携帯をいじって電話はきられた。

おいー!

とりあえず、先方(電話の相手)も状況はわかっているから、先にこのリビングの臭さを除去したい。とにかくこの根源をトイレに葬りたい。

急いでトイレに捨ててきて、戻ってきた時、じぃが慌てる声が聞こえる。

「おしっこしてるー!焦」

「まじかー!オムツくらい履かせといてよ!!」

とじぃに声を上げるが、そんなことするわけない。いつもだってやってないからね。頼んでもないし。というわけで、これは焦った私のただの当てつけです、ごめん 笑

駆けつけると息子は笑ってるぜ。。。ふぅ。

いつもならオムツ履かせてから捨てに行くんだけどなぁ。こんなときに限って履かせなかったよね。

汚れてもいいように敷いていたカバーだけの被害で済んだ。

騒動の収束後

元々外食するつもりでしたが、外で食べれるような状態ではなく、お昼ご飯は家で焼きそばになりました。

食後しばらくして、じぃが寝た。息子も絵本読んで寝寝た。

こうして、ようやく慌ただしい時間に一区切りついた。

そのあとは、誰かと話がしたくて、いつも笑って話を聞いてくれる相方・高木ママに電話した。

今日あった一連の話を聞いてもらって、息子の騒動で大爆笑をもらった。気が楽になった。

笑の力は偉大だ。

※③に続く

プロフィール
この記事を書いた人
大谷 まどか

やりたいことがありすぎて、パラレルキャリアになった2児ママが日々感じたことを書いています。

20代でプロコーチになり、コミュニケーションの専門家として活動中。仕事によっていろんな肩書になります。コミュニケーションアドバイザー、ファシリテーター、ライフコーチ、団体職員、市民活動の理事・事務局長など。

好きな言葉は「人生楽しみ上手が得」「軽く・明るく・楽に・気楽に」

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