祖父のお葬式で悩んだ、安静妊婦と2歳児のいる見送り方

夫婦・家族

協力関係をつくって理想を叶える

コミュニケーションアドバイザー&ファシリテーター・大谷まどかです。

ごきげんですか?

コミュニケーションデザイナーのまどさんです。

今月の前半に、実家の祖父が亡くなりました。

結婚して家を出るまで一緒に暮らしていた祖父です。93歳で亡くなりました。

婿に来たじぃちゃんの故郷が徒歩圏内の町に、今、私は住んでいます。

割と健康長寿でいてくれたおかげで、最近でもしょっちゅう会ってたし、初めてにして唯一のひ孫の顔を見せてやることもできたし、ここ1ヶ月は予見もしてたので、私としては悔いもなく。

別れは突然やってくる

こんなとき、子守りってどうする?

初日

亡くなったのが、火曜の昼間。

我が家と自宅は車で20分の距離。

実家には、父母姉姉の4人が動けていたので、私は戦力として動かなくても大丈夫な状況でした。

1人自由な身なら、すぐ駆けつけることもできるのですが、息子は幼稚園にいて、14:30には帰ってくる。

帰宅後、息子を連れて行くこともできるけど、自分が安静妊婦で子守りの主戦力になりづらい今、むしろ家族の手を借りなければならないことになる。

自宅にいれば、帰宅後1時間ほどでお昼寝になる。それも移動となると、着いてから寝てるか起きちゃうかはやってみないもわからない。

そんな状況だったので、母と電話で相談して、とりあえず自宅待機、旦那さんが帰ってきたら、バトンタッチして一人で実家に行く、という結論になりました。

翌日も、旦那さんは仕事が朝早いし、息子も幼稚園に行くので、泊まらずに帰宅しました。

2日目:内輪夜伽

水曜日の夜:内輪夜伽(仮通夜)

木曜日の夜:お通夜

金曜日の昼:お葬式→火葬→お寺

と日程が決まりました。

さて、今後の動きをきめないといけない。

ここでも動ける家族の存在はありがたかった。うちの家族はあっさりしているので、行ったとて、何ができるわけでもないから自宅ににいて、必要なとこだけ来ればいいから、という感じでした。

なので、息子は3日とも幼稚園に通常通り行ってもらって、水曜日、木曜日はその時間だけ、旦那さんと息子と3人で、金曜日は夫婦だけで行くことにしました。

ただし、火葬場の後あたりで息子のお迎えがあるので、旦那さんだけ先に帰宅してもらうことにしました。

ここまでは電話やLINEでやりとり。自宅でいつもと変わらない昼間を過ごしました。

夜、実家にお寺さんがきてお経をあげているとき、2歳児は最初こそ静かだったけれど、途中で飽きて喋っちゃうので、別室でパパと遊んでもらいました。

3日目:お通夜

納棺は15時頃。やはりお迎えとも時間が被るし、場所も斎場に移るので、早めに行くことはせず、19時からのお通夜が始まる少し前に行く段取りにしました。

この日の昼間は、私が担当することになった祖父のメモリアルボードをパソコンで作り、息子の帰宅後は、届けなきゃいけない資料を配達に行き、お昼寝は車でという段取りでした。

一人じゃないというのは、本当に動きを考えるのが悩ましい。これが二人になるとどうなるのやら。まぁ、なるようにしかならんのだけどね。

お通夜は、コロナ禍ということもあり、本当に近しい親族以外は焼香のみで帰るというスタイルでした。

旦那さんは仕事から直行。私は息子と2人で直行。お経が上がるときは、やはりじっとはしていられない2歳児ですから、前の家族席には私だけ座り、パパと息子はすぐ動ける席にしました。

4日目:お葬式

この日はちょうど小遠足で、お弁当の日でした。何にせよ体調万全じゃないので、冷凍食品を駆使して、朝からお弁当づくり。

せっかくの行事なので、行かせてあげたいなぁというのもあったんで、お休みにはしなかったんです。

旦那さんは早朝だけ仕事あり。帰りも別々に動くので、息子を送り出してから、一人支度をして向かいました。

祖父の死を受け入れているけれど、いざいろいろとセレモニーが進んでいくと悲しさは溢れてくるわけで。

そんなときに、息子を連れて来ずに来て良かったとつくづく思いました。

この日のこの時間だけは、ママでもなく、祖父にとってのただの孫として見送ることができた時間だったからです。

おかげで遠慮することなく、我慢することもなく、気持ち晴れ晴れと、見送ることができました。

ちなみに、妊婦と喪服の話

妊娠8ヶ月。誰が見てもお腹は大きいとわかる体型になってます。

私の場合は、元々が太っていたこともあり、そのサイズでの喪服も今の身体で一応着れたのでそれを着るつもりでした。

が、実家で着てみて、少し苦しそうだと言われたので、私よりサイズの大きい母の喪服を借りました。

母は、新しい喪服を買ったところだったので、余ってたんです。ラッキー!

ふと、わざわざ妊娠した時用に喪服用意する人っていないんじゃ?と思っていたら、やっぱり便利なサービスってあるんですね。

斎場が、喪服のレンタルやってました!

普通サイズはもちろん、マタニティ用も借りられるそうです。

ついでに他にも検索したら、結婚式用のドレスも、マタニティ用のレンタルサービスがありました。

どちらも、有り合わせの服でも、妊婦だからねで理解はしてもらえそうな気もしますが、きちんとした格好をして参列したいという人には嬉しいですね😊

断捨離をしてから、物の持ち方に関する考え方が変わったんですが、必要なときにうまくレンタルを活用するってありですね。

おわりに

別れは狙ってくるものではありません。

結婚してから、親族のお葬式や、知り合いのお通夜などを経験しましたが、その時の子どもや家族の状況によって、独身時代には考えもしなかった要素を考えて動くこと多々です。

しかも、その状況は、子供の成長や出産とともに変わっていくわけで。

急な決断が続くこういう特別な時にこそ、自分がどうしたいかに沿った実行をしたいときには、家族の理解や協力者の存在が必要なわけで。

なるようにしかならないし、なるようにするしかないので、事前に悩んでも仕方ないから悩みもしないけど、

だからこその、日頃の関係性の構築と、自分の意思って大切だよなぁって感じたまどさんでした。

祖父の死から3週間が経ちました。

我が家はすっかりこれまでと変わらない日常を送っています。

父と母は死後の手続きに忙しそうですが、それもまた、死を受け入れるために必要なお役目と時間薬でもあり、私もいつかは通る道だろうなと思いながら二人の姿を眺めております。

人生には必ず終わりがある。

それが今を生きるに繋がってることを、今回の経験で、より考える機会となりました。

プロフィール
この記事を書いた人
大谷 まどか

やりたいことがありすぎて、パラレルキャリアになった2児ママが日々感じたことを書いています。

20代でプロコーチになり、コミュニケーションの専門家として活動中。仕事によっていろんな肩書になります。コミュニケーションアドバイザー、ファシリテーター、ライフコーチ、団体職員、市民活動の理事・事務局長など。

好きな言葉は「人生楽しみ上手が得」「軽く・明るく・楽に・気楽に」

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